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コーチングスタッフ解任について

いつも大阪市レディースFCへの応援ありがとうございます。

表題の件をお知らせ致します。
幣クラブU15コーチA氏について、令和3年8月30日付で解任としました。
解任事由は以下の通りです。

◆所属U15カテゴリー選手に対する暴言
◆クラブの秩序・風紀を乱す行為


当該元コーチA氏は今シーズンより幣クラブU15カテゴリーコーチとして従事しておりました。
A氏は去る7月11日の練習試合会場において、
U15年代選手数名に対し、人格否定を伴う暴言を発しました。
言葉を受けた選手は大変心を痛める事となり、
一部の選手はいまだ活動に参加出来ずにいる状況です。
本件について、クラブ(監督)側は当初、
A氏からの報告により事態の把握はしておりましたが、
時間が経過する中で当該選手保護者の方からのお申し出、聞き取りにより、
A氏の報告と大きく異なる部分がある事を認識しました。
再度、双方から経緯や詳細の聞き取りを実施し、
運営・顧問弁護士・関係者と協議の上、
事態の重大性を鑑み、今般の決断と致しました。
本件では、クラブとして事態(事実)の把握の遅れ、
それによる初動対応にも遅れや相違がありました。
この事により、二重に当該選手・保護者の方にご迷惑をお掛けしました。

大阪市レディースFCでは、暴言暴力は理由を問わず絶対に許されません。
ひと昔前、スポーツ界に存在した理不尽な指示や、
いわゆるしごきと言われるものも同様です。
「指導」と「しごき」は、別次元のものです。
選手・サポーターはじめ様々な方の視点から
パワハラやモラハラと捉えられる、疑いが生じる事自体も、
我々の価値観と真逆のものであります。
ましてや、暴力暴言はもってのほか、言語道断です。
全ての指示・指導の根底には、本当の意味で、“選手・クラブのため”という
愛情と価値観が不可欠であり、選手が安心してプレー出来る環境を提供することが
クラブの最重要かつ、最優先の責務であります。

また、本件を含むA氏の言動・振舞いは、
大阪市レディースFCの理念・価値観である
【素敵な個人の集まり、応援されるクラブである】
【所属選手が誇りと愛着を持ち、アカデミー選手含め少女達に憧れを与えるクラブ】
とは、大きく乖離がありクラブ内外に混乱があった事も事実です。
当クラブ選手保護者の方々は、選手の親御さんである前に、
クラブのサポーターとして全体を応援し支えてくれています。
今回のA氏の対応は、その強力なサポーターのご理解や信頼を踏みにじる行為でした。

本件の公表に際して、事案の特性上、所属選手や保護者、関係者に
二次被害がある事等を懸念しましたが、
公益性やクラブの社会的責任として、
また今回心を痛めた選手・保護者や女子サッカー界の為にも公表に至りました。
尚、元コーチA氏に対しては本件が許される行為ではないものの、
数か月間クラブで指導して頂いた感謝もあります。
プライバシーに配慮して実名を控えさせて頂くことをご了承下さい。

本件では、
①暴言というあるまじきコンプライアンス違反
②スタッフに対しての統制・指導不足
③保護者対応をA氏に一任していた事
④上記③により初動対応が遅れ事態が悪化した事

以上4点により、当該選手と保護者の方に大変なご迷惑をお掛けしました。
誠に申し訳ございませんでした。
また、他の所属選手や関係者にもご心配をお掛けした事を
謹んでお詫び申し上げます
選任責任を含め、すべてはクラブ責任者である監督責任です。
本件を厳粛に受け止め、真摯に向き合って参ります。
具体的な再発防止策については、
運営・幹部選手・顧問弁護士・外部有識者とともに1カ月以内に策定し、
今後はより一層、“応援されるクラブ”、“選手が誇りを持てるクラブ”、
もとより、心も身体も“安心安全なクラブ”である事を念頭に、
コンプライアンスを遵守し、再発防止に努めます。
なお、現在不参加となっている選手と復帰に向けての前向きな話し合いが進んでいる事、
当面の期間、U15カテゴリーについてはTOP兼任として監督谷口が指導する事、
二点を併せて報告申し上げます。

今後も大阪市レディースFCへのご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。


大阪市レディースFC
監督 谷口 陽輔